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まえおき : Preface

青森の日本百名山で残っていた八甲田山を登ったあと、自転車で青森市内に戻り北海道新幹線で函館北斗経由八雲駅からニセコ、小樽を経由し内陸部を通り最北の町、稚内を目指します。



日 程 : Date

2016年6月29日~7月5日(上の写真は、サロベツ原野の北の端、抜海(バッカイ)、利尻岳は目の前です)


行 程 : Course & Time

6/29 酸ヶ湯温泉(12:40)~青森駅(16:00)(Hセレクトイン青森泊)
6/30 新青森駅(7:57)~八雲駅(10:01着、10:30出発)~ニセコ(15:30)(とほの宿ニセコ旅物語泊)
7/1  ニセコ(8:20)~余市(11:00)~小樽(12:20)~銭函(13:20)~当別(15:00)(とほの宿あんぷらぐ泊)
7/2  当別(8:05)~北竜(11:40)~幌加内(14:20)(吉野家旅館泊 )
7/3  幌加内(8:50)~朱鞠内湖(10:40)~美深(12:40)~音威子府(14:20)(天塩川温泉泊)
7/4  音威子府(9:00)~中川(10:40)~幌延(12:50)~兜沼(14:50)~抜海(15:50)(とほの宿バッカス泊)
7/5  抜海(9:30)~稚内空港(10:40着、11:55発)~千歳経由~中部国際空港(16:55)
総走行距離:636.1k 平均速度:23.0k 獲得標高:3220m

 
記 録 : Report

◎6月29日:酸ヶ湯温泉~青森


12:40 八甲田山を下りて一休みした後、今日は青森駅近くのホテルまで走りますが、酸ヶ湯温泉は標高900mにあり 基本下りなので体力的にはとても楽に行けます。 5分も走ると八甲田ロープウエーの山麓駅があります。10年以上まえにバイクツーリングで来たときは上まで上がりました。 途中「八甲田山雪中行軍料館」に立ち寄り見学しました。
JR青森駅近くにある青函連絡船「八甲田丸」昭和63年青函トンネルが開通した後は青函連絡船メモリアルシップとして展示されている。
雪中行軍で遭難した後藤伍長の銅像、仮死状態で立ったまま発見された。 八甲田丸の中には当時の国鉄の車両が積まれている。
入館チケット 15:00 ホテルセレクトイン青森に到着、普通のビジネスホテルだが何と2食付き4180円と極めてリーズナブルでした。

本日の走行:30.6k 平均速度:24.1k 獲得標高:164m





◎6月30日:青森~八雲~ニセコ


今年3月26日に開通した北海道新幹線の新青森駅、7:57発の新函館北斗行のはやてに乗ります。
新青森駅構内の風景です。
新函館北斗駅で函館本線の特急に乗り換え八雲駅まで行きます。
10:01八雲駅到着、ここから自転車でニセコを目指します。 11:35JR長万部駅で小休止。
13:05道の駅くろまつないで休憩、5年前の
自転車旅行の時もここで休憩したことを思い出しました。
40分ほど走ったところの次の道の駅らんこし・ふるさとの丘を通過。
15:30今日の宿旅物語に到着、5年ぶり4回目の宿泊です。今日は気温が高く最後の標高差300mの登りはとても堪えました。写真はありませんが3年前の北海道旅行(函館~女満別)で京極の道の駅で偶然お会いした真狩在住のTさんと再会し、夕食の時間まで互いの自転車の話などで盛り上がりました。 旅物語の夕食、いつもながらボリュームたっぷりです。

本日の走行:95.2k 平均速度:22.2k 獲得標高:775m





◎7月1日:ニセコ~当別



8:20旅物語を出発の朝です。実は昨日の夜、奇跡的な出会いがありました。隣に写っているKさんですが、7年前、私がバイクツーリングで旅物語に泊まった時、Kさんもバイクで来ておられたのです。夕食の時のふとしたバイクの話題から当時のことを思い出しお互い不思議な巡りあわせにビックリでした。今回はKさんは奥様と車で来られたそうです。 宿から倶知安の町へ下る途中からは
羊蹄山がきれいに見えます。
11:00余市の「ニッカウイスキー余市蒸留所」に寄りましたが中国人団体客で混雑しており、ソフトドリンクの試飲をしてすぐに立ち去りました。やはり朝ドラ「まっさん」の影響が大きいようです。
12:00小樽運河で記念写真、ここも中国人はじめ外国人客が目立ちます。 13:20 5年前と同様にJR銭函駅で休憩です。
15:00今日の宿あんぷらぐに到着、
ここも5年ぶり2回目の泊まりです。
今日ここにリアカーで宗谷岬から鹿児島の佐多岬まで歩いて旅をしている人が泊まっています。この人は昨年16年かけリアカーで日本一周を成し遂げ、今回は北から南へ日本縦断をするそうです。旅をしていると、いろいろ変わった人に会えるものです。 あんぷらぐの奥様手作りの夕食、
おいしくいただきました。

本日の走行:126.4k 平均速度:23.0k 獲得標高:861m





◎7月2日:当別~幌加内



8:05 あんぷらぐ出発。隣は奈良市在住の友人Kさんです。Kさんは昨夜フェリーで小樽に着きあんぷらぐまで来ていて今日から稚内まで走ります。原付といえどもスピードが違うので宿で合流することになります。ホンダのジャイロキャノピーという業務用の三輪バイクで屋根付きで雨でも快適に走れそうです。 10:00 昨年の自転車旅行の時にも寄った道の駅つるぬま。今日は天気が下り坂で予報では12時前後から本格的に雨が降り出すので、なるべく休憩は短くして先を急ぎます。
11:00 道の駅サンフラワー北竜通過。 14:20 予報通り12時過ぎから本降りの雨になりスピードを上げて走り、今日の宿吉野家旅館に早めに着くことができました。Kさんは今日は旭山動物園を見学して少し後に到着しました。

本日の走行:132.7k 平均速度:24.2k 獲得標高:340m





◎7月3日:幌加内~音威子府


8:50 幌加内に一軒しかない吉野家旅館。昨日からの雨がなかなか止まず、9時少し前ようやく小降りになり出発します。 9:20 最初の道の駅森と湖の里ほろかない、小雨が降ったり止んだりでカッパを脱ぐことにしました。 幌加内はそば畑の面積と収穫量が日本一です。
日本最大の人造湖、朱鞠内湖への入り口。 10:40 朱鞠内湖展望台で早めの昼食にしました。時々小雨が降り少し寒い。
朱鞠内湖畔、ダム湖の水はたっぷりです。
幌加内のもう一つの日本一は日本最寒記録(昭和53年2月、-41.2度)です。 今回の旅の最高地点、幌加内峠(標高443m)。
幌加内峠を下りきると天塩川を渡り美深町に入ります。 12:40 2回目の昼食はラーメンにしました。
13:30 道の駅びふかで休憩。 JR宗谷本線の天塩川温泉駅。1日に4本しかありません。
14:20 今日の宿、天塩川温泉に到着、立派な施設だが泊り客はほとんどいなかった。日帰り温泉の客が多いようです。 夕食は品数も多く値段(2食付き7200円)のわりにはまずまずでした。

本日の走行:100.7k 平均速度:24.0k 獲得標高:715m





7月4日:◎音威子府~抜海


9:00 昨日からの雨がなかなか止まず出発は9時過ぎになってしまいました。それと気温が急降下して10度くらいしかないのに加え自転車にとっては大敵の北寄りの向かい風が吹いています。Kさんはありったけの服を着こんでいます。 出発してすぐのJR音威子府駅、
意外に立派な駅舎です。
音威子府駅の近くにある道の駅おといねっぷ、写真は地元の木彫り彫刻家砂澤ビッキの作品です。
10:40 道の駅なかがわで休憩。この後国道40号を走っているとき数メートル先の道端にヒグマを発見したが近すぎて写真を撮ることはできなかった。こんな国道添いにヒグマが出没することに驚きました。 国道40号からはずれ天塩川を渡ります。 12:50 幌延のセイコーマートで昼食タイム、セイコーマートは道内いたるところにありライダーやチャリダーにはとてもありがたいコンビニです。
幌延市には北緯45度通過点があります。 14:50 何年か前にも来たことがある兜沼公園、
兜沼の周囲に7kほどのサイクリングロードもあるが、人っ子一人いない。
JR宗谷本線兜沼駅。 今日の宿バッカスに到着、4年ぶり3回目の訪問です。 バッカスの夕食、いつもながらボリューム満点でとてもおいしい食事でした。

本日の走行:128.3k 平均速度:22.1k 獲得標高:302m





7月5日:抜海~稚内空港


9:30 今日は4日ぶりの晴天です。バッカスは泊り客が9人もいて賑わっていました。全員で記念写真を撮ります。
Kさんは今日は士別泊まりなので先に出発し、ここでお別れです。 抜海はサロベツ原野の北の端にあり
利尻岳が目の前です。
稚内市街に行く坂の途中にある夕陽丘パーキング、利尻岳の絶景ポイントです。
10:40 ゴールの稚内空港に到着です。 11:55 千歳までは又プロペラ機です。
機体の向こうには利尻岳がのぞいていました。
千歳空港で乗り継ぎの時間に名物の豚丼を食べます。

本日の走行:22.2k 平均速度:20.1k 獲得標高:63m




  総走行距離:636.1k 平均速度:23.0k 獲得標高:3220m

◎ 過去の北海道Cycle記は、こちらからご覧ください。
H23/6/23~30 函館~小樽~稚内
H24/6/17~25 釧路~知床~稚内
H25/6/27~7/9 函館~女満別
H27/8/29~9/2 帯広~層雲峡~富良野~雨竜~新千歳空港

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