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☆まえおき / Preface


宮之浦岳は三度目の挑戦である。一度目は40年前、二度目は一昨年の春にいずれも縄文杉までは行くことは出来たが、色々な理由で頂上には立てていない。従って今回の一番の目的は宮之浦岳登山、二番目に自転車での屋久島一周、そしてついでに種子島縦断ということにした。

自転車のレポートは、こちらから


☆データ / Data


登山日 : 2013/5/15~5/16
山 名 : 屋久島・宮之浦岳
読 み : やくしま・みやのうらだけ
標 高 : 1,936m
地形図 : 宮之浦岳


なお、次の地図は、ヤマレコのルート登録により作成しました。

 

☆コース / Course


5月15日 安房--(タクシー50)--淀川登山口--35--淀川小屋--65--花之江河--10--黒味岳分岐--20--黒味岳--20--黒味岳分岐--60--最後の水場(翁岳の下)--25--宮之浦岳--15--焼野三叉路--45--永田岳--35--焼野三叉路--80--新高塚小屋(泊)
5月16日 新高塚小屋--40--高塚小屋--10--縄文杉--55--ウイルソン株--20--大株歩道入口--50--楠川分れ--45--辻峠--60--白谷雲水峡入口--(バス65)--安房(民宿花皐月泊)

端数は5分、10分単位で切り上げ。休憩時間は含んでいない。


☆記録 / Report


5月15日 天候:晴れのち曇り


4:00 タクシーで民宿を出発、途中昨日予約しておいた弁当を引き取り淀川登山口に向かう。
4:50 登山口到着、まだ暗いが既に車が3台止まっており数人の登山者が準備をしていた。
4:55 階段状の登山口を出発。
5:30 淀川小屋到着、既に小屋泊まりの客はほとんど出発していた。十数人泊まっていたらしい。 小屋を出てすぐの淀川を渡る橋
15分ほど歩いたところの展望台より。 まもなく小花之江河を通過。 高盤岳のトーフ岩、不思議な形をしている。
7:00 花之江河に到着、後ろに黒味岳(1831m)が見える タクシーの運転手さんに黒味岳を薦められていたので少し寄り道をする。途中、屋久鹿を発見。
黒味岳頂上からのパノラマ、真ん中に宮之浦岳、左に永田岳、右に翁岳がよく見える。黒味岳に登る人は少ないようだが来て正解だ。
黒味岳分岐にもどり宮之浦岳を目指す 投石平を過ぎるあたりから大きな岩がよく見られるようになってきた。 後方は宮之浦岳頂上、大分近づいてきた。
多分安房岳?(1847m) 人の顔にも見える。 9:20 翁岳の下の最後の水場、宮之浦岳頂上はもうすぐだがここで弁当を食べる。
モアイ像のような岩 9:45 栗生岳(1,867m)通過。 10:00 宮之浦岳頂上、この時間になると天気が曇りがちになり、あまり展望もきかない。予定より早めに着いたので永田岳にも寄ることにし、15分ほどで頂上を後にする。
焼野三叉路(永田岳や鹿の沢小屋方面への分岐)からの永田岳。 永田岳へのルートから宮之浦岳を望む。 屋久島シャクナゲの赤いつぼみと永田岳。屋久島シャクナゲは花が開くと白くなる。
永田岳頂上より、下の方ににウミガメの上陸で有名な永田浜が小さく見える。 永田岳頂上にて、後方に宮之浦岳が見えていたがガスでなにも見えず。頂上には先客が一人、聞くと楠川歩道から入山し、宮之浦、永田岳を越え花山歩道まで3泊4日で踏破するという。屋久島を北東側~南西側に縦断するルートだ。 満開のシャクナゲと宮之浦岳
屋久猿がエサを食べていた。 13:25 新高塚小屋に到着、小屋の中には既に先客が4人いた。夕方には20数名に増えたが定員は60人なのでまだ余裕がある。。
山小屋の前にあるデッキ、小屋が満員の時はテント場となる。 山小屋の入り口側、ひさしの下にベンチがあり、炊事ができる。

5月16日 天候:朝から雨


山小屋の朝は早い、なんと3時前からゴソゴソと音が聞こえ、3時過ぎには出発していくグループもいる。
今日は朝から雨が降っているので早めに下山することにした。白谷雲水峡入口を11:40発のバスに乗るため、5:20に出発する。


40分ほど下ると高塚小屋を通過。 高塚小屋を過ぎるとまもなく縄文杉が現れた。まだ6時過ぎで誰もいない。静寂な森の中に霧でかすんだ縄文杉は樹齢数千年の重みと神々しさを感じさせてくれる。 大王杉、大きすぎて半分も写らない。
ウイルソン株、荒川登山口からの日帰り客はまだ来ていないので静かである。 大株歩道が終わるとトロッコ道を歩く。 8:30 楠川分れ、トロッコ道から分れここから辻峠までは最後の上りになる。
辻の岩屋、大きな岩の屋根で10人は休むことが出来そうだ。 ひっそりとした辻峠、あとは白谷雲水峡入口まで下るのみ。
宮崎駿の映画もののけ姫にも描かれた苔むす森。 雨にぬれた苔の森も風情がある。
七本杉、名前のついた大きな屋久杉が次々に現れる。 くぐり杉、日帰りのトレッキングの客とときおりすれ違う。 10:15 白谷雲水峡入口に到着、11:40発のバスを待つ間も雨は降り続いていた。

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