☆記録 / Report

★8月8日  晴れ時々曇り

七倉温泉の駐車場。高瀬ダムへは一般車通行止めなので乗合タクシーで入ることになるが、4人乗ると一人500円は安い。ゲートはAM5:30から開く。 5:40高瀬ダム到着。
天気も上々で良い登山になりそうだ。
不動沢トンネルを抜けると、すぐに不動沢吊橋を渡る。
6:00北ア・裏銀座登山口。いよいよアルプス3大急登のブナ立尾根の始まりである。 8:00三角点(2208m)で2回目の休憩。ここまでは樹林帯の中を登るので暑さはましである。 タヌキ岩通過。
9:00烏帽子小屋到着。標高差1280mのブナ立尾根の急登であったが意外に登りやすかった。 10:00三ツ岳の手前から後方を見る。
烏帽子岳とその後ろは立山連峰。
三ツ岳の手前からのパノラマ。左端が三ツ岳、中央に薬師~立山。
12:00野口五郎小屋に到着。小屋に入りテント泊を申し込むとテント場は10年も前からないという。次のテント場は三俣山荘までないので、やむを得ず小屋泊まりを申し込み、自分の情報不足を反省。 野口五郎岳頂上。意外に雲が多く山並みが霞んでいるのは残念。後方は槍ヶ岳。 野口五郎から右に赤牛、中央後方に薬師を望む。
野口五郎から鷲羽岳と右にワリモ岳を望む。 野口五郎小屋の自炊場。今日は比較的すいており、泊まりは20人前後だが自炊客は2人しかいない。水は有料(1L200円)であるが、独立した自炊場はなかなか良かった。


★8月9日 朝のうち霧後晴れ

   
5:00野口五郎小屋出発。早朝からガスで視界が悪く、おまけに風も強いのでかなり寒い。気温は9度なので体感温度は0度くらいか。 5:35真砂分岐。ここから
竹村新道を降りると湯俣温泉である。
真砂分岐から水晶方面。
快適な稜線が続く。
6:20東沢乗越。この時間になるとガスはなくなるが
雲が多くまだ水晶は見えない。
6:55水晶小屋到着。東沢乗越からの登りが意外にきつい。
水晶小屋は場所が良い為いつも混雑している。
7:15鷲羽方面への分岐。初めて読売新道の標識が出る。 水晶岳が近づいてきた。
1年ぶりの再会である。
7:40水晶岳頂上。野口五郎小屋で一緒になった宝塚から来たNさんとツーショット。この後Nさんとはところどころ一緒になりながら、黒部ダムまで下った。
水晶岳頂上からの槍ヶ岳。ほんの数秒だけ姿を見せた。黒部五郎も一瞬見えたが映像は撮れなかった。
水晶岳頂上より、雪渓の上にはガスが立ち込める。 温泉沢ノ頭。高天原方面への分岐。 温泉沢ノ頭からは、はるか下に高天原山荘が見える。
赤牛に向かう快適な登山道。 10:00赤牛岳頂上到着。この時間になると雲がほとんど消え360度の絶景が現れた。 赤牛岳より槍ヶ岳と水晶岳。
赤牛岳より黒部五郎を望遠で撮る。
1年前に登った思い出の山である。
赤牛岳からの薬師岳。近づいてくると画面に入りきらないほどの大きさに圧倒される。
赤牛の下り。岩の間から立山が覗く。 11:15 5/8標識。正面は烏帽子、左奥は船窪。 黒部湖に向かって読売新道を下る。
左に立山、右は針の木と船窪。
11:35 4/8標識(2356m)で休憩。このあたりは木の根や濡れた岩、ぬかるみなどで非常に歩きづらい。 13:50奥黒部ヒュッテに到着。
テント泊(500円)を申し込む。
東沢谷に近い快適そうなテント場。夕方には7張りのテントが張られていた。NEMO Meta 1P(一人用テント)はポールの代わりにストックを使うタイプなので軽くて(約1kg)室内がかなり広いので快適に過ごすことが出来た。


★8月10日 曇り後晴れ

7:30平ノ渡しは10:20発なので朝はゆっくりと出発。自分が最後の一人であった。 ヒュッテを出てすぐに東沢谷を越える。
大雨が降れば流されそうな橋。
黒部川沿いに下る。
黒部湖の最奥部。水の色がきれいだ。 ハシゴ段が連続して現れる。 黒部湖に飛び込みそうな急なハシゴ段。
この後も登り降りを繰り返して行く。
8:55平ノ渡場到着。10:20発の船が着いたので湖面まで降りる。 船着場などはなくて、
ハシゴ段から直接船に乗り込む。
乗客は全部で10人。 一応、乗船名簿に名前と住所を記入する。
10:40対岸の渡船場を出発するが、こちら側にも長いハシゴ段がある。 途中滝の水でのどを潤す。 12:25広い川原に架かった丸太橋を渡る。橋の上は奥黒部ヒュッテのテント場で一緒になったご夫婦の奥さん、手前はご主人。二人ともに健脚で、この先のロッジくろよんまでほとんど休憩なし。
ようやく黒四ダムが見えてきた。 12:55ロッジくろよん到着。奥黒部ヒュッテのテント場で一緒になったご夫婦と、同じく藤沢でパテシェをしている男性とで記念写真を撮る。4人とも七倉にタクシーで帰る為、乗合にすることにして平ノ渡からはずっと一緒であった。 黒部ダムの観光放水。毎秒10トン以上の水が豪快に放出されており、かすかに虹も見える。
14:05発の扇沢行きトロリーバスに乗る。 14:20扇沢到着。タクシー(約20分)で七倉に戻る。料金6400円(一人当たり1600円)おかげで運賃の節約はもちろん、新しい人達との出会いもあり非常に有意義な山行であった。


=山で出会った花たち=


チングルマ アオノツガザクラ シナノキンバイ
ハクサンイチゲ ミヤマキンバイ コバイケイソウ

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