☆まえおき / Preface 今年の夏山は久々に南アルプスの主峰北岳~間ノ岳~農鳥岳を1泊2日で縦走するコースを選ぶ。北岳~間ノ岳はちょうど40年前に塩見岳へ抜けるコースで歩いたことがあるが農鳥岳については今回が初めてである。農鳥岳に登ると日本の3000m峰(21座)全てに登頂したことになる。

写真は、広河原登山口より北岳を望む。

☆データ / Data

登山日 : 2014/8/3~/4
山 名 : 北岳/間ノ岳/農鳥岳
読 み : きただけ/あいのたけ/のうとりだけ
標 高 : 3193m/3190m/3051m
地形図 : 甲斐駒・北岳

☆コース / Course

8月3日 広河原--90--大樺沢二股--85--小太郎尾根分岐--20--肩ノ小屋--30--北岳山頂--40--北岳山荘(泊)
8月4日 北岳山荘--80--間ノ岳--50--農鳥小屋--40--西農鳥岳--35--農鳥岳--25--大門沢下降点--100--大門沢小屋--130--奈良田入山ゲート--15--奈良田駐車場

端数は5分、10分単位で切り上げ。休憩時間は含んでいない。



☆記録 / Report

★8月3日  晴れのち曇りのち雨


奈良田駐車場、180台入る駐車場がほぼ満車状態である。 広河原行きバスの待合、5:30発のバスを待つ。 6:30 広河原登山口出発
長い吊橋で野呂川を渡る。 広河原山荘前通過。
ここから大樺沢ルートに入る。 白根御池分岐、二股方面にルートを取る。 途中後ろには鳳凰三山の地蔵岳が見える。
大樺沢の雪渓が現れると頂上付近はガスで見えなくなってきた。 8:00 二股到着、コースが三つに分かれる為休憩する人が多い。ここから右股コースを行く。
途中のお花畑、このあたりは鹿による高山植物の被害を防ぐ為の植生保護柵が設けられている。 9:50 小太郎尾根分岐通過。
肩ノ小屋到着、標高はちょうど3000m。 10:50 北岳頂上到着するがガスの為眺望は全くなし、
今年から標高が1m増え、看板は3193mに書き換えてある。
11:45 北岳山荘到着、素泊まり寝具なし(4800円)で受付をすると今日は二人でふとん1枚分の場所ですと言われたが結果的には素泊まり寝具なしの客は2人だけで、ふとん1枚分の場所は確保できた。昨日はもっと混んでいたらしい。 6畳ほどの小さな炊事室。 山荘の前にあるテント場。
天気が悪いせいか3張りしかない。
午後から雨が降りだし翌日まで続く。

★8月4日  雨のち曇りのち晴れ


4:55 雨の中北岳山荘出発、
今日も眺望は期待できそうもない。
6:15 雨と強風な中、黙々と歩き間ノ岳(3190m)到着。ガスで視界が50mほどしかなく途中の中白根(3055m)を通り過ぎてしまっていた。 7:10 農鳥小屋到着し、昨日の夜作ったおにぎりを食べる。
8:05 西農鳥岳(3051m)通過、写真だけ撮る。 8:40 農鳥岳(3026m)到着、誰もいないのでセルフタイマーで写真を撮りすぐに出発。
9:15 大門沢下降点の鉄製のやぐらが珍しい。
ここから標高差約2000mを一気に下る。
11:05 大門沢小屋到着、残りはあと900mだが距離は長い。
大門沢の急流と丸木の二本橋、このような簡易の橋がいくつもある。
途中の吊橋、景色は良いがよく揺れる。 13:45 奈良田ゲート到着、14:00 奈良田駐車場に着いた。
長い長い下りも終了、お疲れ様でした。

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